Schemeの仕様書
プログラミング言語である「Scheme」を定義する上で、重要な仕様書があります。
その仕様書は、R5RSという仕様書です。
この仕様書R5RSは1998年に書かれたもので、2007年に策定したR6RSではR5RSの3倍の文章量になっています。
R6RSでは多くの機能を盛り込んだために、多くの方面から批判もあり、非公式にR5RSを拡張するERR5RSという新規格を検討するコミュニティもあるようです。
そのため、「Scheme」を理解しようと思ったら、R6RSを読む前に、まずはR5RSを読んでみても良いかもしれませんね。
これを読むことで、「Scheme」がどういう特徴を持っているのかがわかり、今後R6RSがどのように出来上がってきたのかがわかると思います。
「Scheme」を作るにしても、使うにしても、まずはR5RSありき、ということですね。