Google製ハッシュアルゴリズム「CityHash」が登場

Googleが新しいハッシュ・アルゴリズム「CityHash」を考案したようです。

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このハッシュ・アルゴリズムを考案したGoogle社員は、「Geoff Pike」氏と「Jyrki Alakuijala」氏で共にSoftware Engineering Teamに所属しているようです。

「CityHash」は特に文字列に対して有効なハッシュ・アルゴリズムで、文字列から64bit、128bitへのハッシュを生成してくれます。

このアルゴリズムは暗号化処理などに向いているわけではないそうですが、ハッシュ・テーブル用として有効だそうです。

もともと「Austin Appleby」氏が考案した「MurmurHash」というハッシュ・アルゴリズムがあり、それに着想を得て改良を加えたものが「CityHash」のようです。

欠点としてはソースコードがやや煩雑になっているようなのですが、コードの複雑さよりも処理スピードを優先したそうです。

最低でも30パーセント、最大で200パーセントの処理スピードの改善が見込まれるそうです。

気になる方は、ソースコードコンパイルしてみてはいかがでしょうか。

ライセンスはMITライセンスです。

プロジェクトのページは以下のリンクをたどってください。

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