VMwareの技術がオープンソースに
VMwareがオープンソースの仮想化デスクトップ・クライアント「VMware View Open Client」を発表しました。
このプロジェクトはGoogle Codeからソースコードやインストール・パッケージをダウンロードできるようです。
ライセンスはLGPLです。
独自の技術を持った優秀なソフトをオープンソース化することは、それを所有する企業にとって、社内の重要機密情報を外部に持ち出してしまうくらい大変なことなのではないのか、という考えもあると思います。
しかし、VMwareの場合は、数限りない多くのデバイス上でサクサク動く必要があるわけで、その一つ一つのデバイスをいちいちVMware側が検証していくのは困難を極めます。
まともに対処していったら、開発費も馬鹿にならないことになります。
それならば、いっそのことオープンソースにしてしまって、各ベンダーの開発者側からVMwareに手を加えられるようにしたほうが、効率が良いわけなのです。
自分の思いつくところでも、モバゲータウンのフレームワーク「MobaSiF」、Second Lifeのビューワ、Facebookの「Facebook Open Platform」、redditはそれ自体を、オープンソースにしています。
オープンソースにすることは、「世界の開発者たちを味方につける」という利点があるので、企業が選ぶ選択肢としても、捨てきれないものになっているんですね。