クライアント・ソフトウェアと中央サーバの連携による新しいサービス

スタンドアローンなソフトウェアを製作して、ユーザーにその機能を提供するような、従来型のソフトウェアの形よりも、多くのユーザーが利用した結果データを中央サーバで収集し、より良い使い方や情報をユーザーに提供できるようになれば、これまでになかった価値をサービスとして届けることができます。

例えば、未踏ユースで採択された「swimmie」は、それを利用するユーザーのブックマークを収集し、他の人たちがどのようなサイトをブックマークしているのかを中央サーバで調べます。
そして、その結果をユーザーに提供することで、これまで得られることのできなかった情報を提供できるようになりました。

これを行うためには、十分にユーザーの許可を得ることや、ユーザーから匿名という形でデータを収集させてもらうことを告知し、ユーザーへの配慮を入念に行うことが肝心です。

通常のスタンドアローンなソフトウェアの配布は、それ本体をメンテナンスするだけで良いですが、この新しいサービスの場合は中央サーバーのメンテナンスや、そのサーバーへの負荷を監視する必要があります。

中央サーバーがある分だけ、面倒を見てやらないといけないところが増えますが、得られる情報には革新的な光を持たせることができるでしょう。