プログラミング言語「Delphi」がウイルスの標的に
プログラミング言語の「Delphi」を狙ったウイルスが登場した模様です。「Delphi」でプログラミングをしている方は十分注意をしてください。
- 開発ツールDelphiを狙うウイルスが猛威、作成したソフトすべてに感染 - ニュース:ITpro
- Delphiプログラムを狙うマルウェアの感染拡大 - ITmedia エンタープライズ
- 有名なパソコン雑誌の付録CD-ROMに「Delphiウイルス」混入 - ニュース:ITpro
- 開発環境「Delphi」狙うウイルス、作成したソフトをウイルス化 -INTERNET Watch
- Compile-a-virus - W32/Induc-A | SophosLabs blog
このウイルスの名前は「Induc」と呼ばれているようで、McAfeeによると1年以上前から出回っていたようですが、ここ最近になって多数のソフトに感染し、一気に広がっていったようです。
特にこちらの記事によれば、ドイツのパソコン雑誌の付録CDにウイルスが混入していたこともあったようです。
ウイルスの挙動としては、まず「Induc」に感染すると、PCに「Delphi」がインストールされているのか確認し、インストールしてあった場合には開発用ライブラリが書き換えられ、その後「Delphi」で開発されたソフトウェアにウイルスが組み込まれてしまうというものです。
ちなみに「Delphi」製のソフトにどのようなものがあるのか調べてみたのですが、有名なソフトもたくさんあるようです。
例えば、Lhaplus、OpenJane、JaneStyle、JmEditor、TMPGEnc、TeraPad、なでしこ、Share(仮称)なども、「Delphi」製らしいです。