Winny開発者の金子勇氏が二審で逆転無罪

かの有名なファイル共有ソフトWinny」の開発者で、元東京大学助手の金子勇氏が、Winnyの違法性についての裁判の二審にて、逆転無罪を勝ち取ったようです。

以前行われた一審目の裁判では、著作権法違反で罰金150万円という判決が言い渡されていましたが、二審ではそれを覆しました。

そもそも「Winny」の技術で使われているP2Pの技術は、ファイル共有という名目で使われてしまうから著作権法違反の問題になってしまいますが、これまで中央集権型だったサーバの負荷を、多くのPCに分散できる点では目を見張る機能と言えます。

使い方次第で善にも悪にもなるのは、どんな道具でも言えることです。

道具の開発者に、道具の利用者の使い方まで責任を負うことは難しいですが、作った道具がどのように使われる可能性があるのかは、開発者も肝に銘じておかねばいけませんね。