警察が「Share」や「Winny」の監視システムを稼動中
違法に著作物を配布する温床となっている「ファイル共有ソフト」に対して、警察が監視システムを既に導入していることを明らかにしました。
監視対象は特にはっきりとはしていませんが、「Share」や「Winny」などということです。
警察庁の「サイバー対策」のページを見たところ、あまりそのことには触れていないようですが、多くのニュースサイトで取り上げられているようです。
- Shareなど調査 警察庁、P2P観測システム運用 - ITmedia News
- 警察庁が「P2P観測システム」を正式運用 -INTERNET Watch
- 時事ドットコム:シェアやウィニー、常時調査=流通ファイルの実態把握−抽出の9割が違法・警察庁(時事ドットコム)
「違法ダウンロード禁止法」が今年の1月から施行されたことに伴ってか、警察庁でもこのようなシステムをスタートさせることになったとは思うのですが、この法律が施行されたこと自体があまり認知されていないのではないか、という一抹の不安がよぎります。
ファイル共有ソフトによっては、ファイルをダウンロードしたと同時にアップロードされるものもあるはずなので、「違法ダウンロード」目的で取り締まられたはずが、知らないうちに「違法アップロード」もしており、人生を棒に振ることもありえると思います。
特にまだまだ社会経験のない子供を持つ親御さんや、人生を謳歌している学生さん、注意をしてください。
警察庁の資料によりますと、著作権法第23条第1項(公衆送信権侵害)に違反すると、10年以下の懲役、1000万円以下の罰金(併科)だそうです。