Amazonから「Kindle for PC」がリリース
最近のIT関連の流行の一つに電子書籍の分野があります。
電子書籍というのは、通常の書籍をデジタル・データ化し、専用の電子書籍端末で閲覧できるようにしたものです。
最近では携帯電話でも、電子書籍を読める機能を持つものがあるようですが、ネット書店の最大手である「Amazon」も電子書籍には力を入れており、同社は電子書籍専用端末の「Kindle」をリリースしています。
そして、このほど、その「Amazon」からPC用の電子書籍リーダー「Kindle for PC」をリリースすることになりました。
これまでPCソフトのカテゴリーとして、「電子書籍リーダー」という種類はあまり大きな存在ではありませんでしたが、新しい「電子書籍」という情報媒体が流行に乗っている今、この分野の需要は注目に値しますね。
この「Kindle for PC」はXP、Vista、Windows 7で動作可能で、Mac版もおいおい登場するそうです。
こちらから無料でダウンロードできます。
ちなみにWikipediaによれば、携帯端末のほうの「Kindle」は270ドルするので、本気で電子書籍を読み尽くそうと思わない限り、なかなか手を出しづらい感じもしますね。
「Kindle」が対応しているファイルフォーマットは、AZW、TXT、MOBI、PRCの形式で、その中でも「AZW」は「Kindle」専用のファイルフォーマットのようです。
大量の無料書籍を検索できる「Google Books」は、今のところPDFとEPUBの形式に対応しているそうで、その中でも「EPUB」というのはフリーでオープンな標準規格のようです。
「AZW」形式を使って電子書籍の分野をひそかに牛耳りたい「Amazon」と、オープンソースが大好きな「Google」といった、それぞれの姿勢が表れているようにも思えます。